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卓上の風景 2022

GALLERYGALLERY / 京都                           2022

素敵な色の糸巻きコーンがたくさんあった。なくてはならないが、使い終わったらゴミになる。そんな芯や、毛が抜け落ちた刷毛の柄を、使い捨てられるビニールテープで彩った。

今回の個展は、卓上に置く小作品です。

撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


布にひそむ表情をひきだす 「 re- 」2018

ギャラリー 恵風 / 京都                           2018

布の端裂が山のようにたまった! 
MOTTAINAI !

布の端裂を利用しようとすることが、制作のきっかけです。

撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


布にひそむ表情をひきだす 2017

伊丹市立工芸センター / 兵庫                         2017

-布にひそむ表情をひきだす- という制作意図のもと、同素材で約18年制作を続けている。一枚の布の可能性がどこまであるか、そして自身の創作力がどこまでかを確かめるように一つの素材にこだわり制作を続けている。

撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


ORIKATA 2016

ギャラリ-ギャラリ- / 京都                         2016

-布にひそむ表情をひきだす- という制作意図のもと、同素材で約18年制作を続けている。一枚の布の可能性がどこまであるか、そして自身の創作力がどこまでかを確かめるように一つの素材にこだわり制作を続けている。他の素材に魅力を感じる時もあるが、もう少し続けようと考えている。 タイトルのORIKATAは、紙を折って物を包む日本の礼儀作法からきているが、そのような様式にとらわれず、折りたたむ・折り重ねることで、効果的に極薄布の表情の変化をいかすことをめざしている。 時には染色行為をほどこすが、その場合は「黄」を用いる。色には様々な意味があるらしいが、私の場合は光を色にしたら「黄」になる。

撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


Contemporary NOREN展

京都芸術センター / 京都                            2015

祇園祭の最後の神事となる「疫神社夏越祭」(えきじんじゃなごしまつり )が7月31日おこなわれます。これで祇園祭は幕をとじます。この半年の罪のけがれを祓い、夏以降の疫病除けを祈願する行事です。 素戔嗚尊(すさのうのみこと)に旅の宿を供して、難儀を救ったといわれる蘇民将来(そみんしょうらい)が、素戔嗚尊(すさのうのみこと)の教えに従い 腰に茅の輪を下げたところ子孫代々にいたるまで災いなく栄えたという 故事にちなみ、茅の輪をくぐる神事が伝わります。 わたしは“茅の輪のれん”をくぐることで、茅の輪くぐりによるご利益があればと、祈り、制作します。


撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


ミニアチュール展 The Kyoto

ギャラリ-ギャラリ- / 京都                         2015





撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


和美茶美展

染・清流館 / 京都                              2015

FIBER FUTURES Japan's Textile Pioneers (Frederiksvaerk・Gjethuset/Denmark) NY ('11), San Francisco ('12), Helsinki ('13), Spain, Portugal, Sweden ('14), Paris ('15),
Nederland ('15.10/2-'15.1/17 Tilbrug Textile Museum)


fukuro

ギャラリーギャラリー / 京都  Gallery Gallery / Kyoto            2014

袋は面白い。布団も防寒のために綿や羊毛、羽毛をつめた袋だ。クッションもしかり。カンガルー、コアラなど有袋類は袋状の嚢のなかで育つ。袋のついた言葉を探ってみた。 胃袋、餌袋、科袋、歌袋、格袋、岩袋、弓袋、弓袋、魚袋、手袋、足袋、福袋、慰問袋、空気袋、堪忍袋、救助袋、窮屈袋…袋をつけたら、なんでもありみたいだ。日本人はよほど袋が好きみたいだ。
 自作の大きなテーマは「布にひそむ表情をひきだす」だ。一枚の布を幾重にも祈り重ね、うちにひそむ、うごめきを抱く袋を制作した。はたしてなんと言う袋だろうか?

撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


MACHA碗×古BUKUSA

ギャラリ-マロニエ / 京都                          2014


FIBER FUTURES Japan's Textile Pioneers

Frederiksvaerk・Gjethuset/Denmark NY ('11), San Francisco ('12), Helsinki ('13), Spain, Portugal, Sweden ('14), Paris ('15)               2014


ハンサムウーマン19 八重の桜にちなんで / Handsome woman 19

染・清流館 / 京都  Somé Seiryukan / Kyoto                2013

「パワフルな女性作家たち」
明治を代表する教育者、新島襄は、かつて自分の妻を「生き方がハンサム」と評した。2013年3月、テキスタイル界のハンサムウーマン19人の作品が一堂に会する。染め、織り、立体的な構成テキスタイル―それぞれの主張は、あまりに多様だ。しかし、いずれも“媚びない布”である。あくまでも頑固に、かつしなやかに。それは現代の「ハンサムなテキスタイル」の条件である。(美術評論家・外舘和子)


ORIKATA

ギャラリーギャラリー / 京都  Gallery Gallery / Kyoto            2012

一枚の布を△にどんどん折りすすむ。まるで呪文のように、なにかを祈るように。 折り祈る祈り折る。


撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


洛中洛外圖 / Rakuchu Rakugai-zu

ギャラリーギャラリー / 京都  Gallery Gallery / Kyoto            2010

かつての人々は洛中洛外図屏風を見て
京へのつよいあこがれをいだいたのでしょうか
わたしも旅にでる時
その土地の地図を見ながら
どこへ行こうかな
なにを食べようかなと計画します。

撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


祇園祭展 / Gionmatsuri (Gion Festival) Exhibition    

染・清流館 / 京都  Somé Seiryukan / Kyoto                2009

東大寺の二月堂の焼経に魅かれた。
二月堂に納められた紺紙銀字華厳経は、江戸時代、二月堂が焼失したおり、焼け跡の灰の中から発見された。いずれも上部か下部に焼痕があり、その焼け跡の諧調が美しく「二月堂焼経」と呼ばれて珍重されている。そのような焼経にひかれたのは、以前から少しずつ金銀箔と腐食効果を使った作品を制作していたからだ。
山鉾とともに、祇園祭、祗園ばやし、洛中洛外、蘇民将来之子孫也、山鉾巡行、茅の輪、神輿渡御、夏越祭、花笠巡行など祇園祭にまつわる文字を用い、祭の喧騒とそれとは逆のうら淋しさが伝わるように制作した。

撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


淑女 woman

ギャラリーギャラリー / 京都  Gallery Gallery / Kyoto            2008

女はいつまでも淑女でいたい…



撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


金色△

ギャラリーギャラリー / 京都  Gallery Gallery / Kyoto            2006

金箔を多用し、空の幔幕のような作品をつくりたかった。


折形06-2 / ORIKATA 06-2

千疋屋ギャラリー / 東京  SEMBIKIYA Gallery / Tokyo            2006

ただただただただながくながくたんたんとおりすすむ



撮影 末正真 礼生  photo by Suemasa Mareo


黄色の折り方(三角たたみ)

ギャラリーギャラリー / 京都  Gallery Gallery / Kyoto            2004

一枚の布を△にどんどん折りすすむ。まるで呪文のように、なにかを祈るように。 祈り折る、折り祈る…


撮影 矢野 誠  photo by Yano Makoto


re-

ワコール銀座アートスペース / 東京  WACOAL GINZA ART SPACE / Tokyo  2002

制作で使った端裂が山のようにたくさんたまった。「もったいない!」と思った。この端裂を利用しようとすることが、作品制作のきっかけとなった。 「re-」とは「再び、さらに、新たに」「…しなおす、…し替える」「もとへ…する」「…し戻す」などの意味がある。(リーダーズ英和辞典参照)

撮影 末正真 礼生  photo by Suemasa Mareo


HIKARI-KA 2001

ギャラリーマロニエ / 京都   Gallery MARONIE / Kyoto           2001

さまざまな既成の織布を用いて幾度となく制作をかさねるうち、染や織の仕事にはあまり用いない化学繊維を使用すればどのような表情になるのか、と考えるようになった。化学繊維の特質を作品に活用することで、布を幾重にも折りたたむ行為、皺、襞が一面にあらわれ、作品に新たな可能性が生まれたのではと思う。

2届国際繊維芸術双年展2002 清華大学美術学院 北京 中国巡回

撮影 畠山 崇 photo by Hatakeyama Takashi


HIKARI-KA 2000

ギャラリーマロニエ / 京都   Gallery MARONIE / Kyoto           2000

私は既成の織布を用いて作品制作と取り組んでいる。色彩よりも、布の重なりや陰影、テクスチュアを大切に、形態の純粋性を追求するため、素材の表情を生かそうとする方向で制作している。現在は、「布にひそむ表情をひきだす」という制作意図で、あらわれた皺や襞を利用し、できるだけ外面はフラットな作品を目指そうと思っている。

撮影 畠山 崇 photo by Hatakeyama Takashi